頭痛の言い分

長年の頭痛きっかけでたどり着いた未知の世界を紹介しています

コメダ星人★45歳

仕事を探して求人ページをスマホでポチポチして
いたある朝、「あ、ここ、条件いいなぁ」と見つけた
会社が前日に募集期間終了していたことに気付き、
「残念だなぁ」と思いながら、そのページにアップ
されてきた他の求人記事にふと目をやると、


会社の様子を紹介する写真が他の求人紹介よりも断然多く、
ご親切に外から中まで細部にわたり載せている会社があった。
それは、もしも採用されてそこで仕事をするならこんな感じ
なんだろうなぁという想像が付くほどで…


その写真に写った会社の様子が何故か妙に気になり、ダメもとで
履歴書を送り、幸いにも面接をしていただける返事をもらえ、


「現在応募者は〇〇名で、順次面接を行っていますのでcocochiさん
を採用できない可能性があります」と何回か〇の中の人数が変わる
タイミングでメールを数回もらっていた。


今まで職探しでそんな要件のメールをもらった経験がない私は、
「不採用でも何でもいいから一目この変わった親切な人に会ってみたい」
と興味がどんどん湧いていた。


猿でもたどり着けそうなくらい丁寧は地図を送っていただき、
それを元に当日会社を訪問し、席に案内されると程なくしてお茶が
出された。その頃頻繁に採用面接にあちこち出向いていたが、お茶を
出されたことはなかった。


数分後、目の間に現れたのは想像を遥かに超える顔の整った男性。
(この人があの変わった丁寧で親切な人かぁ…顔面偏差値がすごい....)


小さな会社だから、すぐに代表取締役社長の面接っていうのは
わかるけど、求人募集も志望者への連絡もなぜこの人が?と
疑問だった(お茶はさすがに違う人が出してくださったけど)


面接の最後に何か質問は?と聞かれ、会社を始めたきっかけを
尋ねたところ(こういう質問を今まで面接でしたことなかった
けど、その日は何故か聞いてしまった)


「日本人の旦那さんに捨てられた、いわゆる’じゃぱ行きさん’
たちを助けたかった」



という答えがなんとも想定外過ぎて、私は椅子からたぶん3cm
ぐらい宙に浮いていた、と、思う。




(い、いや、そーかも知れんけど)



一瞬、面接を受けに来たただのダメもと志願者だということを
忘れそうになった。


でも、たとえ不採用だとしても今まで会ったことのない、まっすぐな
瞳の変わった素敵なこころざしの人に数10分でもお話できてよかったな。




コメダ星人45歳2へ続きます。


今日もお読みいただきありがとうございました。
明日も皆様にとって良いことが溢れる日になりますように。

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